青森の桜の名所まとめ!お花見を満喫!開花時期やピークの見頃は?

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桜を愛する県民性が高い青森には花見の名所や穴場が各所にあり、見頃にはイベントやお祭りが盛大に開催されています。桜の開花時期が遅く、5月のゴールデンウィークに見頃が重なるのも大きな魅力と言える青森で、おすすめできる花見の名所や穴場を厳選してご紹介します。

目次

青森の桜の名所を紹介!

青森県民は桜に対してとても情熱的で、お花見に最適なスポットが各所に整備され、桜の見頃にはイベントやお祭りが開催されて例年大盛況となっています。

お花見におすすめの場所がいっぱい

青森には全国的に有名な桜の名所はもちろん、地元に愛される穴場的なスポットも数多くあり、その全てがおすすめのお花見所と言っても過言ではない美しい桜の景観を楽しむことができます。

青森でお花見・桜の開花時期や見頃は?

東北地方の北端ともあり、青森県に春が訪れるのは少し遅めとなっています。ゆっくりと登ってくる桜の開花前線が青森に到達するのは、4月も半ばをすぎてからとなっています。

青森の桜の開花時期

青森の桜の開花時期は、およそ4月下旬から5月上旬までとされています。もちろん気象条件で左右されますが、毎年5月上旬でもお花見を楽しむことができています。

青森の桜の見頃

青森での満開時期は4月末あたりとされていますので、翌月のゴールデンウィークでもお花見が十分に楽しめる見頃となっています。この時期には各地で桜に関するイベントが開催されますので、ゴールデンウィークの旅行先としても、青森の桜のお花見はおすすめです。

青森でお花見・おすすめの桜の名所14選

数多くある青森の桜の名所や穴場の中から、おすすめできるお花見スポット14箇所を厳選しみました。どこも桜を十分に堪能できる素敵なスポットです。厳選した名所や穴場のほとんどの箇所で、見頃の時期にはお祭りが盛況に開催され、ライトアップされた夜桜を楽しめます。

桜の開花状態やお祭りは気象などに影響されます。訪れる際には、公式の開花情報やイベント情報などを確認して、より楽しいお花見になるようにしましょう。

青森でお花見・桜の名所①弘前公園

青森でおすすめの桜の名所をあげるなら、まず外せないのが弘前公園です。弘前城跡の約49万平方メートルにも及ぶ広大な公園で、日本三大桜名所と日本三大夜桜に指定されるほどの見事な桜を楽しむことができます。

特に弘前城の堀は絶景のスポットとして人気が高く、水面に写り込こむ桜並木や、散り落ちた桜の花びらで染まる様は、日本一とも称えられる美しい景観です。

弘前城には、東北では唯一となる現存する天守閣があり、弘前城本丸と北の郭は有料となりますが入場して見学することができます。

毎年開催される「弘前さくらまつり」は200万人を超える来園者で賑わう盛大な桜のお祭りで、弘前城下に露店が立ち並び、ステージでは催しなどが盛り上がりを見せます。期間中は22時までライトアップが行われ、夜の城下に美しく映える夜桜を楽しむこともできます。

桜の種類・本数

ソメイヨシノ、シダレザクラ、オタキザクラなど約50種類、2,500本を超える桜並木を楽しむことができます。その中でも、弘前城二の丸では日本最古とされる貴重なソメイヨシノを見ることができます。

青森でお花見・桜の名所②世界一の桜並木

津軽富士とも称される岩木山(いわきさん)の麓に走る県道と支線沿いの桜の並木です。総延長は約20kmもあり、「世界一の桜並木」と呼ばれています。見事に開花した桜並木はまさに壮観で、多くの観光客がお花見に訪れる名所となっています。

例年、弘前公園の桜より少し遅く開花が始まるため、弘前公園の桜が散りはじめた頃からが見頃と言われています。また、その長い総延長のため場所により標高差があり、見頃の時期に差が生じて比較的長い期間桜を楽しめる並木です。

目にも鮮やかな桜並木や、そこから見える霊峰岩木山は絶好のフォトスポットとしても人気が高く、毎年素敵な写真がアップされてSNSを賑わせています。とても長大な並木道なので、穴場的なベストフォトスポットを見つけることができるかもしれません。

桜の種類・本数

昭和60(1985)年より、「世界一の桜並木」をコンセプトとして、町民を中心に毎年植樹が続けられ、現在では約6500本ものオオヤマザクラが並んでいます。

青森でお花見・桜の名所③芦野公園

芦野公園は、「日本さくら名所100選」の一つに数えられる芦野湖の湖畔にある大きな自然公園です。文豪の太宰治が少年時代によく遊んだ公園としても有名で、太宰治文学碑や太宰治像を見ることもでき、他にも児童動物園、オートキャンプ場などが併設された行楽地としても人気があります。

園内を津軽鉄道が横断する全国でも珍しい公園で、美しく開花した桜と鉄道がコラボレーションした景観は幻想的で、絶好のフォトスポットとなっています。

桜の見頃に開催される「金木桜まつり」は、30万人を超える観光客で賑わいを見せる大きなお祭りで、津軽三味線をはじめ、地域の民俗芸能などのステージイベントのほか、花火大会もあり、22時まではライトアップされた夜桜も楽しむこともできます。

桜の種類・本数

ソメイヨシノ、シダレザクラ、サトザクラなど約1500本の桜が見られ、満開の桜のトンネルを走り抜ける津軽鉄道は必見の価値があります。

青森でお花見・桜の名所④合浦公園

合浦公園(がっぽこうえん)は、「日本の都市公園100選」の一つあげられる青森市を代表する公園で、夏は海水浴もできる青森湾に面しています。桜だけでなく松も見事な公園で、桜、松、海が織りなす景観は、他ではちょっと見ることができない自然のアートが感じられます。

すぐそばが砂浜広がる海辺となる場所でお花見ができることもあり、桜の開花に合わせてたくさんの来園者が訪れて、お花見会場として大きな賑わいを見せています。

桜の見頃に開催される「青森春まつり」では、賑やかなステージやイベントが催され、合わせてたくさんの露店が軒を連ねます。お祭りの最中は23時まで雅なボンボリが点灯されて、艶やかな夜桜景観を楽しむことができます。

桜の種類・本数

ソメイヨシノを中心に、シダレザクラ、サトザクラ、オオヤマザクラなど、約600本の桜を見ることができます。

青森でお花見・桜の名所⑤愛宕公園

愛宕公園は高台にあり、展望台からは見事に開花した桜とともに、麓に広がる街を一望できます。園内には石川啄木や松尾芭蕉などの碑があり、桜を愛でながらの文学散歩もできる趣のある桜の景勝地です。

桜の開花期間には、大小のこいのぼりが100本以上も掲げられて空を泳ぐ姿を見ることができます。桜と鯉のぼりが織りなす景観は一味違ったお花見を演出してくれます。

桜の見頃に開催される「のへじ春まつり」では、駅伝やウォーキングなどイベントが開催され、祭りの夜には町のシンボルとも言える提灯・常夜燈によるライトアップで夜桜も楽しむことができます。

桜の種類・本数

ソメイヨシノを中心として、オオヤマザクラなど約700本の桜を見ることができます。その中には推定樹齢300年を超えてなお、今でも立派な花を開花させる本州最北にあるエドヒガンがあり、町の天然記念物に指定されています。

青森でお花見・桜の名所⑥早掛沼公園

早掛沼公園(はやかけぬまこうえん)は青森県むつ市で最も人気の高いお花見スポットで、桜だけではなく、ツツジやカエデも美しく、秋の紅葉名所としても愛されている公園です。

その桜の景観は下北一と称えられるほど壮観で、同時期に開花する数多くのチューリップとともに、二つの花を両方とも花見する贅沢な散策が楽しめます。

桜の見頃に開催される「むつ桜まつり」ではカラオケ大会や歌謡ショーなどのイベント会場としてたくさんの人で賑わいます。祭りの最中はボンボリが立ち並び、21時までライトアップされた夜桜を楽しむこともできます。

桜の種類・本数

ソメイヨシノを中心に、ヤエザクラ、ギョイコウザクラなど約400本を見ることができます。ソメイヨシノより少し遅く開花するギョイコウザクラ(御衣黄桜)の花は黄緑色で、散る頃に赤く染まる珍しい桜です。

青森でお花見・桜の名所⑦十和田市官庁街通り

通りの歩道の各所に十和田市にちなんだ馬のオブジェや近代アート作品が点在しており、桜で彩られた野外ギャラリーを思わせる、庁舎前を走る約1kmの桜の並木道です。開花時期には市役所の展望ロビーが一般開放され、「日本の道100選」にも選ばれる官庁街通りを眺望するお花見ができます。

桜が見頃の時期に開催される「十和田市春まつり」は、市をあげての賑やかなイベントがいくつも開催されます。その中でも、全国でも珍しい女流騎士による桜流鏑馬(さくらやぶさめ)は必見で、桜並木を走り抜ける華麗な衣装をまとった女流騎士の姿に大変な盛り上がりが見られます。

祭りの最中は、通りが数々のイルミネーションでライトアップされ、光で装飾された夜桜並木が幻想的な雰囲気に包まれます。

桜の種類・本数

ソメイヨシノ、ヤエベニシダレ、ヤマザクラ、カンザンなど約160本からなる桜並木です。並ぶように植えられた松の緑とのコントラストで、桜がより引き立って目に映えます。

青森でお花見・桜の名所⑧来さまい大畑桜ロード

来さまい(かさまい)大畑桜ロードは、むつ市を走る国道279号の関根から大畑にわたる約8kmにもおよぶ桜並木です。満開の桜が舞い散る長いトンネルを走る圧巻の光景に、お花見ドライブの名所としても人気が高いスポットです。

見頃の時期には、むつ市大畑中央公園で「さくらまつり」が開催され、たくさんのイベントやステージ、地場産品の即売会で盛り上がります。

桜の種類・本数

道路沿いに並ぶ1400本にもおよぶソメイヨシノの並木路です。全国でも有数の規模がある見事な桜の並木路です。

青森でお花見・桜の名所⑨小川原湖公園

小川原湖公園は、青森県の中では最大の汽水湖となる小川原湖の湖畔にある公園です。湖に流れ込む花切川はヘラブナ釣りのメッカとされ、釣りやキャンプ、湖水浴のできる人気の行楽地でもあります。

桜はその花切川の沿道にあり、約2kmにわたって桜並木を形成しています。沿道の桜並木も見事ですし、咲き揃う桜のトンネルをくぐるように流れる川や、その水面に映る桜の様も絶景として親しまれています。

見頃の時期に開催される「東北町桜まつり」は、湖を生かした釣り大会や地引網イベント、魚を振る舞う露店などもあり、毎年大きな賑わいを見せるお祭りとなっています。お祭りの開催期間中は20時まで桜がライトアップされ、幻想的な夜桜の景観を楽しむこともできます。

桜の種類・本数

ソメイヨシノを中心とした1000本もの桜が花切川から小川原湖畔の沿道で見ることができ、その数から「小川原湖千本桜」と呼び親しまれています。

青森でお花見・桜の名所⑩八戸公園

八戸公園は、東京ドーム約8個分もの広大な敷地の総合公園で、植物園、芝生広場、遊園地、サクラの杜など、9つのゾーンで構成されています。広い敷地と多様なゾーン構成で、散策するだけでも丸一日楽しめる人気の行楽地です。

開花時期には広大な園内各所で見事な桜を見ることができ、意外な所で花見の穴場を見いだすことができるかもしれません。桜の名を冠するサクラの杜ゾーンの桜の木の下にはマス席が設置されており、桜を囲んでの贅沢なお花見を楽しむこともできます。

桜の見頃には「はちのへ公園春まつり」が盛大に開催されます。たくさんの露店や魅力的なステージプログラムなど、子どもからご年輩まで家族揃って楽しめるお祭りとして例年大盛況となっています。

桜の種類・本数

ソメイヨシノやヤマザクラ、ヤエザクラなど、いろいろな種類の桜が園内に約2000本もありますので、広い敷地をゆっくりと散策しながら、いろいろな桜を楽しむことができます。

青森でお花見・桜の名所⑪猿賀公園

猿賀公園は、猿賀神社に隣接した約8万平方メートルもある広い敷地を持つ公園です。園内には二つの大きな池があり、いくつもの庭園が整備された風光明媚な公園です。

桜並木は大きな二つの鏡ヶ池と見晴ヶ池を囲むように配置されおり、湖面に映える美しい桜や緑の自然の景観が広がります。見晴ヶ池には有料の貸しボートがあり、水上からの桜の景観も人気です。

桜の見頃には「平川市おのえ花と植木まつり」が開催され、趣向を凝らせたステージやコンテストなどで例年大盛況となっています。お祭りの開催時期にはライトアップも行われて、夜桜と池が織り成す景観がファンタジックに演出されます。

桜の種類・本数

シダレザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラなど約330本が、鏡ヶ池・見晴ヶ池を囲むような桜並木を形成しています。

青森でお花見・桜の名所⑫いちょう公園

いちょう公園は、ウォーキングコースや広い芝生広場が整備された、地元の憩いの場として親しまれている公園です。公園のシンボルとされる「日本一の自由の女神像」にかかる桜の景観など、面白い構図が楽しめるフォトススポットのあるお花見名所となっています。

他の名所に比べるとやや小規模ですが、見頃の季節には「おいらせ町春まつり」が開催され、レクリエーションイベントが催されます。名所の中でも比較的ゆっくりと桜を楽しみながら散策ができる、お花見の穴場としてもおすすめの公園です。

桜の種類・本数

ソメイヨシノ、カンザクラ、ヤエザクラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラなど約800本の桜を園内の各所で見ることができます。

青森でお花見・桜の名所⑬三戸城跡城山公園

三戸城(さんのへじょう)跡城山公園は、今も石垣や堀跡などを見ることができる三戸城の城跡からなる広大な県立自然公園です。三戸城は戦国時代の南部氏の居城で、福岡城に居城が移られてからも城代や代官により大切に管理されてきた歴史があります。

復元された城の本丸もあり、有料ですが歴史の資料館なども併設されていますので、歴史ファンにもおすすめのお花見スポットです。

桜の見頃に開催される「さんのへ春まつり」は、連日開催される歌や踊りなどのイベントで盛り上がり、県内外から多くの観光客訪れます。お祭りの最中にライトアップされる夜桜も、お城の雰囲気と相まって荘厳に目に映えます。

桜の種類・本数

広い敷地内ではソメイヨシノを中心として約1600本もの桜を楽しむことができ、青森県南では随一の桜の名所と称えられています。桜の中にはギョイコウザクラ(御衣黄桜)もあり、珍しい黄緑色の桜の花を見ることができます。

三戸城跡城山公園の基本情報

青森でお花見・桜の名所⑭東公園

東公園(あずまこうえん)は、昔から桜の名所「さくら山」と呼ばれて地元に愛される憩いの場となっている高台の公園です。開花時期には園内各所で桜を見ることができ、桜並木に彩られる起伏のある遊歩道の散策は、ちょっと穴場的なおすすめのお花見コースです。

桜の見頃に開催される「黒石さくらまつり」では、子どもが喜びそうな昔ながらの懐かしい屋台が立ち並びます。中でも太平麺と甘辛いソースが特徴の黒石やきそばの屋台が観光客を中心に人気となっていておすすめです。

祭りの期間中は21時まで桜がライトアップされていますので、夜桜を愛でながらの散策を楽しむこともできます。

桜の種類・本数

ソメイヨシノ、シダレザクラ、オオヤマザクラ、ヤマザクラ、ヤエザクラなど約50種類の桜が700本以上も見られ、開花時期が多様なので4月下旬から5月上旬まで、園内各所で見頃の枝を見ることができます。

青森の桜の名所でお花見をしよう!

いかがでしたでしょうか。全国的にも有名な名所から地元に愛される穴場まで、青森が誇る桜のお花見におすすめのスポットを14箇所に厳選してご紹介しましたが、ここではご紹介できなかった桜の名所や穴場が青森にはまだまだたくさんあります。

青森県ではとても桜が大切にされているので、ちょっとした公園や街角であっても意外なお花見の穴場を発見できるかもしれません。青森の桜は5月のゴールデンウィークに見頃が重なります。少しばかり遠方の方でも、足を伸ばして青森の桜を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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