日本三秘湯の一つ青森にある谷地温泉。2種類の異なる泉質の温泉を楽しむことができ、宿泊・日帰り共に人気を集めています。周囲には観光スポットも点在しているのでのんびり過ごすには最適。青森で人気の谷地温泉の魅力を紹介するので参考にしてください。
青森の人気スポット谷地温泉をご紹介
本州最北部に位置する青森県に、谷地温泉という人気スポットがあるのを知っていますか?温泉好きの方なら有名なので知っている方も多いでしょう。谷地温泉は、異なる線質の温泉を楽しむことができ日帰りと宿泊のどちらでも利用可能な温泉になります。
谷地温泉の周辺には、青森で有名な人気観光スポットが揃っているので温泉観光旅行を楽しむことができるのがポイント。
今回はそんな青森で人気の谷地温泉の魅力を紹介!谷地温泉の泉質や日帰り・宿泊でのそれぞれの楽しみ方や料金などを紹介していきます。また、谷地温泉の周辺にあるおすすめの観光スポットも紹介するので温泉旅行を楽しんでみましょう。
日本三秘湯「谷地温泉」とは
青森県民や温泉好きの方には有名となる谷地温泉ですが、知らないという方も少なくないでしょう。そこで、まずは谷地温泉の概要を簡単に紹介していきます。
日本には日本三大秘湯と呼ばれる温泉があります。それが、北海道のニセコ薬師温泉・青森県の谷地温泉・徳島県の祖谷温泉です。その一つに選ばれていることからも谷地温泉は有名で、人気を集めている温泉の一つになります。
谷地温泉ですが、異なる泉質で2種類の温泉を楽しむことができます。泉質については別途で詳しく紹介していくのですが、1度に2種類の泉質の温泉を楽しめるのは谷地温泉の魅力です。そんな谷地温泉は、開湯されたのが約400年前になります。
谷地温泉は開湯された当初の秘湯の名残を残していて、風情を感じながらゆっくりと浸かることができます。木造一軒家の谷地温泉は、レトロ感を感じられどこか懐かしさも感じられます。四季折々の景色を楽しみながら過ごせるのも人気の理由の一つです。
単純に温泉の泉質だけでなく、季節を通して風情を満喫したい方には谷地温泉はおすすめ。また、冒頭でも触れたように周辺には人気観光スポットも点在しているので、観光の拠点として利用するにも谷地温泉はおすすめになります。
谷地温泉の泉質
谷地温泉には異なる泉質の温泉を楽しむことができます。上の湯と下の湯と呼ばれている2種類の温泉があるのですが、ここではそれぞれの温泉の泉質について紹介していきます。泉質の異なるそれぞれの温泉を、存分に堪能するのがおすすめの楽しみ方です。
ですが、泉質が異なるだけでなく温度も違っています。そのため、泉質だけではなく温泉の好みが分かれてしまうのが特徴。日帰り・宿泊のどちらでも2種類の温泉を楽しめるので、谷地温泉の泉質をチェックして堪能してみてください。
上の湯
最初に紹介するのは谷地温泉の上の湯です。上の湯は硫黄の湯花で白濁した42度の温泉で、低張性弱酸性低温泉です。いわゆる単純温泉と呼ばれている泉質になります。効能としては、神経痛・不眠症・アトピー性皮膚炎などに効果があると言われています。
42度と聞くとそこまで極端に熱くないのではと考える方も少なくありませんが、源泉掛け流しになる谷地温泉の上の湯は熱湯とも言われています。特に冬場には体が冷えているので、余計に熱く感じてしまうので慣れていない方は苦手に感じることもあるようです。
下の湯
谷地温泉で2種類目の温泉が下の湯です。下の湯は足下から湧き出る38度の温めの温泉で、単純硫黄温泉・硫化水素型の泉質です。神経痛・関節炎・疲労回復などの効能が期待できる温泉になっているので、旅の疲れをゆっくりと癒すことができるでしょう。
38度は温く感じる温度になりますが、長く浸かっていると体の芯から温めることができます。先述した上の湯の熱さを和らげたい方は下の湯から楽しむのがおすすめ。宿泊の場合には女性専用の時間などが設けられているので時間を確認しておくのがおすすめです。
谷地温泉の日帰り入浴の料金・営業時間
谷地温泉は宿泊で楽しむのが一番のおすすめの楽しみ方ですが、日帰りで楽しむことも可能です。谷地温泉は日帰りで入浴する場合には入浴料のみが必要になります。
谷地温泉の日帰りの入浴料になりますが、大人600円・子供450円となっています。小学生以下の子供は日帰り入浴は無料で楽しむことができます。日帰り入浴料は決して高いわけではないので、周辺の観光旅行で足を運んだ場合にも谷地温泉は利用しやすいです。
谷地温泉の日帰り入浴が利用できる時間は、10時から17時までとなっています。日帰り入浴の場合は時間は限られてしまいますが、宿泊で谷地温泉を利用する場合は清掃時間を除いて24時間いつでも入浴することができるようになっています。
日帰り入浴の最終受付は16時半までとなっているので、観光などで谷地温泉に立ち寄りを検討している場合には時間帯に注意する必要があります。時間ギリギリにアクセスするとゆっくりと温泉を堪能できなくなるので、利用時間は覚えておくと便利です。
谷地温泉のおすすめ宿泊プラン
人気の谷地温泉は日帰りで楽しむこともできますが、満喫したい場合には宿泊利用するのがおすすめ。谷地温泉は公式サイトから宿泊予約ができるのですが、宿泊プランが用意されているので利用して楽しむのがおすすめの宿泊の楽しみ方になります。
期間によって宿泊プランの内容は変わっていきますが、2022年5月現在では青森県産牛を堪能できる宿泊プランや極上クラスの味わいと言われている馬刺しを堪能できるプランなどがあります。肉料理では馬刺しは人気があるのでチェックするのがおすすめ。
谷地温泉の宿泊プランで堪能できるのは肉料理だけではありません。岩魚料理を堪能できる宿泊プランも用意されているので八甲田清流育ちの岩魚の味を満喫して楽しむのもおすすめ。岩魚の代表的な楽しみ方は塩焼きですが、刺身なども絶品です。
もちろん天ぷらで食べても美味しいので、色々な食べ方で岩魚料理を楽しみたい方は谷地温泉の宿泊プランをチェックしてみてください。
宿泊プランの一覧が公式サイトで表示されるようになっていて、各宿泊プランの期間などについても確認することができるようになっています。気になる宿泊プランがある場合は、期間をチェックして谷地温泉の旅行計画を立てるのがおすすめになります。
谷地温泉へのアクセス方法
谷地温泉は青森県十和田市にある温泉になるのですが、アクセス方法にはバスを利用する方法と車を利用する方法に送迎を利用する方法があります。
バスを利用する場合はJR青森駅からJRバスみずうみ号が運行していて、谷地温泉停留所で下車することができます。下車後は少し歩きますが谷地温泉までは徒歩で約8分なので、すぐに到着することができます。ですが、青森駅からの所要時間は約80分です。
さらにバスを利用する場合に注意するのが冬季は運休している点です。車でアクセスする場合には雪道の運転に慣れていない場合には冬場は避けるのがおすすめ。冬季は通行止めになる場所などもあるので、迂回をしていて迷う可能性もあるでしょう。
観光などで谷地温泉にアクセスする場合には、送迎を利用するのが一番です。4月から11月までの期間はJR青森駅に送迎が来ます。途中でJR新青森駅にも立ち寄るので、時間厳守になってしまいますが確実に谷地温泉に到着できるのでおすすめになります。
送迎は12月から3月の間はJR八戸駅になります。冬季となる12月から3月はJR八戸駅のみが送迎場所になっているのでアクセス時は注意しましょう。特に電車などは雪により到着が遅れてしまう可能性もあるので、余裕を持って移動するのがポイントになります。
住所 | 青森県十和田市法量谷地1 |
電話番号 | 0176-74-1181 |
谷地温泉周辺のおすすめ観光スポット
ここまで谷地温泉の魅力を紹介してきましたが、せっかく谷地温泉に訪れたなら周辺の観光も楽しまなくてはもったいないです。谷地温泉の周辺には人気観光スポットがたくさんあるので、色々な観光スポットを巡って楽しむのがおすすめになります。
そこで、最後に谷地温泉周辺にあるおすすめの観光スポットを3選紹介していきます。自然が楽しめる観光スポットなどが揃っているので、気になる場所をチェックしておくのがおすすめ。では、谷地温泉周辺の観光スポットを見ていきましょう。
奥入瀬渓流
最初に紹介する谷地温泉周辺のおすすめの観光スポットは、「奥入瀬渓流」です。約14キロにわたる奥入瀬川の渓流で度の場所からも絶景が楽しめると言われています。
車を利用して周るのも一つの楽しみ方になりますが、「奥入瀬渓流」はゆっくりと散策を楽しむのがおすすめ。渓流のマイナスイオンを感じながら森林浴が楽しめるだけではなく、自然の美しさを満喫することができるのがおすすめのポイントになります。
特に人気を集めているのが新緑の季節になりますが、紅葉のシーズンも見事な景色を楽しむことができます。さらに防寒対策が必須になりますが雪化粧を纏った「奥入瀬渓流」の姿も、白銀の美しさを楽しめるので一見の価値があります。
「奥入瀬渓流」は日中にアクセスする方が多い観光スポットの一つになりますが、朝靄の幻想的な光景が見られる早朝もおすすめになります。天気の良い日は朝靄に木漏れ日が差し込み、息を呑むような美しく幻想的な光景を見ることができます。
四季によって色々な顔を見せてくれるので、谷地温泉にアクセスした時には立ち寄るのがおすすめ。夏場にはレンタサイクルで「奥入瀬渓流」を駆け抜けるのも気持ちがいいです。ただし自転車の場合には絶景を見逃さないように注意が必要になります。
住所 | 青森県十和田市奥瀬60 |
電話番号 | 0176-75-2425 |
十和田八幡平国立公園 八甲田ロープウェー
続いて紹介するのは「十和田八幡平国立公園 八甲田ロープウェー」です。八甲田連邦の美しい景色を楽しめるロープウェーです。春には新緑の一面の緑が見られ、夏には色々な高山植物を観察でき、秋には紅葉に色づく景色が楽しめます。
そして、冬には樹氷の幻想的な光景を楽しめるのがポイント。「十和田八幡平国立公園 八甲田ロープウェー」も、四季を通して色々な景色が楽しめます。天気がいい日には青森市街地なども見渡すこともできるので景色を楽しみたい方は利用してみましょう。
「十和田八幡平国立公園 八甲田ロープウェー」で到着した山頂駅からは、本格的な登山を楽しむこともできます。また、気軽に楽しめるハイキングコースや体力に自信のない方でも楽しめる散策コースがあるので、自分に合わせて楽しめるのも魅力になります。
一番短くで散策コースの約30分のコースがあるので、小さい子供と一緒でも楽しみやすいでしょう。散策コースやハイキングコースでもみられる景色は異なってきます。自分に合ったスタイルを選択して、ぜひ楽しんでみてください。
住所 | 青森県青森市荒川寒水沢1-12 |
電話番号 | 017-738-0343 |
十和田湖
最後に紹介する谷地温泉周辺のおすすめの観光スポットは、「十和田湖」です。周囲の景色を映し出す鏡のような美しさを誇る「十和田湖」は神秘的な雰囲気があります。
「十和田湖」は外輪山に囲まれた高地のカルデラ湖で、最初に紹介した奥入瀬渓流の源です。樹氷などが見られ滝なども凍りつく青森県の高地にありながらも「十和田湖」は凍ることはありません。そのことからも、「十和田湖」は神秘の湖とも言われています。
これまで紹介した観光スポットと同様に「十和田湖」も四季折々の景色を楽しめます。特に冬にはスノーランブラーなどを利用した氷柱や氷瀑を見られるのがポイント。神秘的な「十和田湖」を幻想的な景色に変わる光景なのでチェックしておくのがおすすめ。
「十和田湖」は冬も楽しめますが、夏の時期にカヌーや遊覧船を楽しむのもおすすめ。遊覧船に乗って船上から見る景色も格別です。4月から11月の期間で運行しているので、「十和田湖」にアクセスする前に乗船時間などを確認しておくのがおすすめ。
そして、「十和田湖」の観光で忘れては行けないのが十和田神社。修行僧が龍と戦って勝利を収めたという伝説が残されている神社です。龍神信仰がある十和田神社は、青森県でも有名なパワースポットの一つになっているので足を運んでみてください。
住所 | 青森県十和田市大字奥瀬字十和田湖畔 |
電話番号 | 0176-75-2425 |
谷地温泉の良質なお湯を堪能しよう
谷地温泉は青森にある人気の温泉。周辺には観光スポットもたくさんあるので、観光旅行で利用する方も多く人気があります。400年の歴史を誇る異なる泉質の温泉も、温度の違いなどがあるので好みでゆっくりと楽しむことができるのも魅力になります。
日帰り・宿泊のどちらを利用しても谷地温泉は楽しむことができます。ですが日帰りは利用時間が決まっているので、心ゆくまで堪能したい方は宿泊で利用するのがおすすめです。宿泊プランもたくさんあるので、ぜひ谷地温泉に足を運んで堪能してみてはいかがでしょうか。